要点まとめ
- 委託先選びの失敗は「安かったが、医師の仕事が含まれていなかった」に集約されます
- 価格の比較は別記事に譲り、この記事では価格以外の7つの確認ポイントをチェックリスト化しました
- 商談では、高ストレス者が出たときの面接指導について「誰が医師を手配するか」「回数の制限」「追加料金の有無」「会社の手続きの手間」を聞いておくと比べやすくなります
1. なぜ価格だけで選ぶと失敗するのか
ストレスチェックの外部サービスは「1人あたり数百円」の検査部分だけなら差がつきにくい一方、高ストレス者が出た後の体制は会社によってまったく違います。検査は毎年必ず発生しますが、会社の法的義務とリスクの中心は面接指導と事後対応にあります(高ストレス者対応の解説)。つまり、委託先の実力が問われるのは「検査の後」です。
2. 確認ポイント7つ(チェックリスト)
① 実施者は誰か(医師か、保健師か、研修修了者か)
実施者の資格は法律で決まっています(解説)。メンタルヘルスの評価という性質上、医師が実施者だと、高ストレス者の選定から面接までの一貫性が高くなります。「実施者は誰ですか?」は必ず最初に聞いてください。
② 面接指導は「込み」か「別」か
- 面接指導の医師の手配は誰がするのか(委託先か、自社か)
- 申出から面接までをどう進めるのか(予約は誰が取るのか)
- 別料金か、回数制限はあるか
ここが曖昧な見積書は要注意です。
なお、条件に当てはまる場合、地域産業保健センターで医師の面接指導を受けられることがあります。利用の条件や予約は、地域の窓口にご確認ください。ただし地域産業保健センターはストレスチェックそのものは実施しておらず、実施者は別に確保する必要があります(地域産業保健センターとの違い)。委託先が実施者と面接指導の医師の両方を手配できるかどうかも、確認しておきたい点です。
③ 申出のしやすさ(本人の導線)
高ストレス者の申出のしやすさは、導線の設計によって変わります。結果画面からワンタップで申し出られるか、紙の人にも申出手段があるか、を確認します。
④ 受検手段(スマホ・PC・紙)
現場職や高齢の従業員がいるなら紙対応は必須です。「紙は割増でスキャンは自社作業」というサービスもあるため、作業分担まで確認を。
⑤ 情報管理(どこに保存し、誰が見られるか)
健康情報は特に配慮が必要な個人情報です。少なくとも、(1)データの保存場所(国内か)、(2)暗号化の有無、(3)閲覧記録(監査ログ)の有無、(4)貴社の人事担当者に個人結果が見えない設計か、を確認してください。
⑥ 集団分析と事後フォロー
集団分析が標準かオプションか、分析結果を職場改善につなげる支援(改善ヒント・報告会)があるか。
⑦ 契約・運用の手間
申込や名簿提出がWeb完結か(FAX・紙台帳が必要なサービスはまだあります)、担当者の作業量がどれくらいか。
3. 商談で使える質問リスト
そのままコピーして使ってください。
- 実施者はどなたですか?(資格・所属)
- 高ストレス者が面接を申し出たら、医師は誰が手配しますか? 回数の制限や追加料金はありますか? 会社の手続きは何が必要ですか?
- 面接後の意見書は出ますか? どんな内容ですか?
- 弊社の人事担当者に、本人の同意なしに個人の結果が見える画面はありますか?(「ない」が正解です)
- 紙で受けたい従業員がいます。作業はどちらが持ちますか?
- データはどこに保存され、誰がアクセスできますか?
4. 当サービスの回答
上の質問に対する当サービスの答えはこうです。
- 実施者は医師です。面接指導の医師も当方で手配するため、実施者と面接の医師の両方を企業が探す必要はありません
- 面接は本人が結果画面から申し出て、画面で日時を選んで予約します。面接は Zoom(ビデオ通話)で行い、録画はしません。回数制限はありません(1回ごとに料金がかかります)
- 医師による面接指導の料金は1回(オンライン約20分、意見書・報告書込み)10,000円(税抜)/11,000円(税込)。面接を開始した時点で1回分(途中で本人の申出により中止した場合や、通信の不具合などで途中で切れた場合も同じ)。開始前の取消し・無断欠席は料金なし
- 意見書は就業上の措置に必要な範囲のみを記載します
- 企業担当者の画面に、本人の同意なしに個人結果が表示されることはありません
- 紙は印刷・郵送・読み取りまで当方が実施します(紙受検料 1人200円(税抜)/220円(税込))
- データは国内保存・暗号化し、閲覧・変更などの操作を記録しています
なお、名簿の登録、社内への周知、実施規程づくり、面接後の就業上の措置は、委託しても会社の仕事として残ります。費用の比べ方は外部委託の料金比較で解説しています。
よくある質問
Q. 健診と同じ機関にまとめるべきですか? A. 窓口が1つになる利点はありますが、健診機関はメンタル領域(特に面接指導)が外部連携のことも多く、上記②を確認してから決めるのをおすすめします。
Q. 途中で委託先を変えられますか? A. 可能です。ただし過去データ(5年保存義務)の引き継ぎ方法を新旧双方に確認してください。
Q. 無料トライアルはありますか? A. 当サービスには、無料トライアル・体験版はありません。サービスの内容は料金ページ・サービス内容のページ・サービス内容の事前説明書でご確認いただけます。ご不明な点はお問い合わせ(メール)ください。