要点まとめ

  • 地域産業保健センター(地産保)は、50人未満の小規模事業場を優先して支援する公的な窓口です
  • 条件に当てはまる場合、地域産業保健センターで医師の面接指導を受けられることがあります。利用の条件や予約は、地域の窓口にご確認ください
  • ただしストレスチェックの実施そのもの(調査票の配布・採点・実施者)は地産保の業務ではありません。実施者は別に確保する必要があります
  • 「検査は外部機関+面接は地産保」の組み合わせも可能ですが、窓口が分かれる手間は残ります

1. 地産保とは

地域産業保健センターは、独立行政法人労働者健康安全機構が運営する支援機関で、全国約350か所(おおむね労働基準監督署の管轄ごと)に設置されています。50人未満の小規模事業場を優先して支援しており、登録産業医による医師の面接指導や、健康診断結果についての医師の意見聴取などを受けられます。厚生労働省の小規模事業場向けマニュアルでは、これらのサービスは無料で受けられるとされています。

ただし、大企業の営業所などで、本社で選任している産業医などの協力を得られる場合は、利用できないことがあります。費用をかけられない会社にとって、まず知っておくべき公的な選択肢です。最寄りの窓口は、労働者健康安全機構のさんぽセンターのサービスのページから探せます。

2. ストレスチェックで「できること」「できないこと」

項目 地産保 民間の外部委託(当サービス等)
調査票の配布・回収・採点(実施そのもの) 対象外(自社または別機関で実施が必要) ○ 一括対応
実施者(医師等)の提供 対象外(地産保の登録産業医に実施者を依頼することもできません) ○(当サービスは医師が実施者)
高ストレス者の面接指導 条件に当てはまる場合に受けられることがある ○(当サービスは医師を手配。Zoom(ビデオ通話)で行い、録画はしません。回数制限なし・1回ごとに料金がかかります)
申込み・手続き 面接指導の対象者が決まった時点で、必要事項を記入して申し込む。医師の手配と日程調整は地産保の窓口を通じて行われる Webで完結(当サービスはFAX不要。予約は本人が画面で日時を選ぶ)
費用 マニュアルでは無料とされている(利用の条件は地域の窓口に確認) 有料(料金は料金ページ)

※地産保の利用の条件や申込みの方法は、地域によって異なります。正確な利用条件は、お近くのセンターでご確認ください。

重要なのは、地産保だけではストレスチェックは完結しないことです。検査の実施(実施者の確保・採点・結果通知)は別に用意したうえで、面接指導の場面で地産保を使う、という組み合わせになります。

3. 使い分けの目安

  • 費用を最優先したい → 検査は低価格の実施サービス+面接指導は地産保。ただし、実施者を別に確保すること、面接指導のたびに会社が地産保へ申し込むこと、窓口が2つになることは前提になります
  • 医師を自社で探す手間を省きたい → 実施者と面接指導の医師の両方を手配できる外部委託。当サービスは、実施者の医師も面接指導の医師も当方で手配します
  • 検査から面接・意見書までを一つの窓口で進めたい → 医師が実施者として全体を見る体制(当サービス)なら、検査から面接・意見書まで同じ窓口で進められ、緊急時の連絡体制も整えています

当サービスは「地産保を使わないでください」とは言いません。公的な支援は立派な選択肢です。そのうえで、医師を探す・申し込む・窓口を使い分ける手間を減らしたい会社のために、実施者と面接指導の医師をまとめて手配するサービスを提供しています。どちらの場合も、面接指導の後に就業上の措置を決めて実施するのは会社です。

面接指導の医師を確保する方法は面接指導の医師はどう探す?、委託先を選ぶときの確認ポイントは外部委託先の選び方で解説しています。

ご案内: サービス紹介 / 料金 / お申込み(お問い合わせは メール で承ります)

よくある質問

Q. 地産保の面接指導は無料ですか? A. 厚生労働省の小規模事業場向けマニュアルでは、50人未満の事業場は地産保に依頼して無料で受けられるとされています。ただし、50人未満の小規模事業場を優先した支援で、大企業の営業所などは利用できないことがあります。利用の条件や予約は、地域の窓口にご確認ください。

Q. 地産保でストレスチェックそのものをやってもらえますか? A. できません。地産保はストレスチェック自体を実施しておらず、地産保の登録産業医に実施者を依頼することもできません。調査票の実施・採点・実施者の確保は、自社または民間機関で行う必要があります。

Q. 検査は御社、面接は地産保という組み合わせは可能ですか? A. 可能です。その場合、地産保への申込みは会社が行います。当サービスは面接指導の医師も手配できるため、別の窓口に申し込まずに面接まで進められる点が利点です。費用と手間のどちらを優先するかでお選びください。


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