要点まとめ

  • 高ストレス判定は「病気の診断」ではありません。今の環境で負荷がかかっているサインです
  • 判定されたこと自体は、あなたが同意しない限り会社に伝わりません(面接指導を申し出た場合は、申出が判定結果の提供への同意として扱われます)
  • 医師との面接指導はあなたの費用負担なし(費用は会社が負担します)で受けられ、受けたことを理由とする不利益な扱いは法律で禁止されています
  • 「まだ大丈夫」と感じる人ほど、一度だけ医師と話すことをおすすめします

1. 高ストレス=うつ病、ではない

まず誤解をほどきます。高ストレス判定は医師の診断ではなく、質問票の点数が基準を超えたというスクリーニングの結果です。全国的に、受検者のおおむね10%前後が高ストレスに該当する設計になっています。

ただし「点数が高い=今の働き方や環境で心身に負荷がかかっている」のは事実です。疲労や不眠が続いた先にメンタル不調が起きることは珍しくないため、元気なうちに対処する入口として判定を受け止めてください。

2. 会社に知られる?——同意しない限り、知られません

  • 高ストレスかどうか、回答の中身は、あなたが同意しない限り会社に提供されません
  • 面接指導を申し出ると、申し出た事実と高ストレスの判定が会社に伝わります(申出は、判定結果を会社に提供することへの同意として扱われます)。面接の後は、あなたの同意のうえで、医師が作成する**「面接指導結果報告書」と「就業上の措置に係る意見書」の2枚**が会社に届きます(報告書には検査結果の点数が記載されます。面接で話した内容そのもの・診断名は届きません。当サービスでは申出の前に画面で説明しています)
  • 申出を理由とする解雇・降格・減給・嫌がらせは法律で禁止されています

仕組みの詳細は結果は会社に知られる?(プライバシーの仕組み)で解説しています。

3. 面接指導は受けるべき?——迷うなら、受けることを考えてみてください

面接指導は、医師があなたの状態を確認し、必要なら「残業を減らす」「業務を調整する」といった働き方の処方箋を会社に出してくれる制度です。あなたの費用負担はありません。

受けることをおすすめしたいのは、こんな方です。

  • 眠れない日・食欲がない日が2週間以上続いている
  • 休日に休んでも疲れが取れない
  • 仕事のことを考えると動悸がする、涙が出る
  • 「自分さえ我慢すれば」と思うことが増えた

当サービスの場合、面接は医師が担当します。面接は Zoom(ビデオ通話)で行います。録画はしません(1回約20分・日程はあなたが画面で選べます)。診察室に行く必要はなく、プライバシーの保てる場所から受けられます。

4. 面接では何を話すの?

事前に簡単な問診(残業時間・睡眠・食欲など)に答えておき、当日は医師と次のような話をします。

  • 最近の心身の調子(眠れているか、食べられているか)
  • 仕事の状況(業務量、人間関係、裁量)
  • 働き方で調整できそうなこと

「うまく話せるか不安」という方が多いですが、事前の問診に答えておけば、ほかに特別な準備はいりません。当日は医師が質問しながら進めます。言いたくないことを無理に話す必要もありません。

5. 申し出ない場合も、これだけは

面接を申し出ないという選択ももちろん尊重されます。その場合も:

  • 結果に表示されるセルフケアの情報(睡眠・休息・相談先)を一度見ておく
  • つらさが続くときは、社外の相談窓口(厚生労働省の「こころの耳」電話相談: 0120-565-455(無料)など)や医療機関を早めに利用する
  • 来年のストレスチェックも受けて、自分の変化を見る

「高ストレス」は、あなたの弱さの証明ではなく、環境を調整するきっかけです。

この記事は、医師が実施者を務めるストレスチェック・ドクターが運営しています(サービス紹介)。

よくある質問

Q. 面接指導を受けたら、その内容は会社に全部伝わりますか? A. 全部は伝わりません。面接の後に会社に届くのは、あなたの同意のうえで医師が作成する「面接指導結果報告書」と「就業上の措置に係る意見書」です(報告書には検査結果の点数が記載されます)。面接で話した内容そのものや診断名は記載されません。

Q. 面接指導と病院の受診はどう違いますか? A. 面接指導は診断・治療ではなく、働き方の調整のための制度です。医師が治療の必要性を感じた場合は、受診や相談の先として、複数の医療機関・相談窓口をご紹介します。

Q. 申出の期限を過ぎてしまいました。 A. 期限(結果通知から約1か月)を過ぎても、会社や実施機関の窓口に相談してください。面接指導以外の相談ルートもご案内できます。


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